glass_repair
子どもが暴れるのは仕方がないことですから、他人様の迷惑にならない限りは自由にさせています。それでもおのずと自宅が子どもの遊び場所となっていました。
だからこそ子どもが暴れても良いように、親としてはできるだけ怪我のリスクが低くなるような環境は用意してあげなければいけないと考えていたのですが、それでもやはり事故というのは起きてしまうもののようです。
もちろん全てのリスクを排除するのは不可能ですし、子どもはある程度痛みを感じながら、危険と安全の境目を判断できるようになっていくものですから、ある程度は怪我のリスクを残しておいて良いのだと思うのですが、やはり大怪我につながるようなものには注意が必要でした。それが親の監督責任でもあるのでしょう。

うちには男の子が二人いて、それぞれ小学校1年生と3年生です。暇さえあればお互いにちょっかいを出し合い、最後は泣きながら喧嘩するのですが、その日はちょっと違っていました。リビングで暴れ始めたのは感じていたのですが、こちらもランチの用意で手が離せないまま、声だけで気を付けるよう「威嚇」していたのですが、やはりそれだけでは効果がありません。ついに大きな音がして、物が壊れる音がしました。普段ならそこからどちらかの鳴き声が聞こえてくるのですが、今回はなにも聞こえません。また、壊れる音というのは不思議なもので、たいていの場合その音で何が壊れたのかだいたい想像がつくものなのですが、今回の何かが砕ける音はあまり聞き覚えのない音でした。
急に心配になってきたわたしがリビングを見に行くと、茫然と窓ガラスを眺める子どもが二人並んでいました。ガラスには見事なヒビがはいっていましたが、フィルムを挟み込んだ三重構造のため、砕けずにすんだようです。しこたま子どもを叱った後、業者さんに交換修理してもらいましたが、その日以来、我が家の窓ガラスは「防弾ガラス」と呼ばれるようになりました。