どのようなご家庭にも、家庭の七不思議と言えるような出来事が存在しているかもしれません。我が家にもそんな七不思議的なものがあるのですが、その中でも私がずっと気になっていることがありました。それはウチのトイレのガラスが、目隠し用ガラスではないということです。普通、トイレは外から見られるのを避けるために目隠し用ガラスである曇りガラスや磨りガラスが使用されます。しかし、ウチのトイレの場合は一般的な窓に使用されている透明なガラスであり、全く目隠しの役割を果たしてくれていません。
そんな疑問があったので、ある日私は「なんでウチのトイレは目隠し用ガラスじゃないの?」と父親に聞いてみました。すると父親は母に聞いてみなさいという歯切れの悪い答えをしましたので、その話の流れのまま母親に同じ質問を投げかけてみました。そうすると母から出てきた答えは「透明なガラスの方が開放感があって気持ち良いからよ。」という意外なものだったのです。つまり、トイレの環境に開放感を持たせるためだけ、そのためだけにトイレのガラスは目隠し用では無いという理由でした。
この質問をし、母親から真実が語られたこともあり、トイレのガラスについての謎が解けました。ですので今では「透明なガラスの方がいい」という価値観でトイレをしています。
一般的な価値観ではトイレの窓ガラスは目隠しという認識がありますが、我が家の母親のように、その認識を変えてトイレのガラスをクリアなものにしてみると新しいトイレの可能性を見つけられるかもしれません。事実、ウチは母親の意向であったものの、非常に開放的なトイレになっています。そのため、トイレに行くたびに落ち着けるような状態になっているのです。このことからも、もし落ち着けるようなトイレを作りたいと考えているのであれば、何かのタイミングを見計らってトイレの曇りガラスを透明なガラスに変えてみてはいかがでしょうか。